訪問看護ステーションって?「往診」と「訪問」について | ナースの薬箱。看護師求人タイムズ

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看護師の転職 Q & A

訪問看護ステーションって?「往診」と「訪問」について

2013年4月 2日

最近介護や高齢者医療という言葉などとともに、マスコミなどで在宅医療という言葉を頻繁に聞きます。

いわゆる病院の業務や職務内容と違う点や「訪問看護」と違う点って?

往診と訪問の違いなども知りたいです。

在宅医療は広義の意味では、病院外で行う医療全般を「在宅医療」と呼びます。

クリニックや病院などで処方してもらった薬を自宅で飲んだり、注射薬を使用しつつ職場に通ったりするなど、通常社会生活を行いながら、自宅で行う医療、継続する医療はすべて在宅医療といえます。(ある意味入院医療以外はすべて在宅医療といえます。)

狭義の在宅医療とは、通院困難な患者さんが過ごす自宅もしくは施設などに、医療者が訪問して、医療継続することを在宅医療と呼びます。

広義はセルフケア的在宅医療であり、一方で狭義の在宅医療はセルフケアだけではすまない医療を医療者がサポートする形、どちらも基本は【セルフケア的医療】と理解することもできます。

ここ数年で『在宅医療』が求められ、病院に在宅診療部門ができたケースも何度も目にしていませんか?
在宅医療専門のクリニックはここ数年で増加しており、訪問看護ステーションは企業が運営できることから、医療業界外からの参入も増え、今や急成長している分野です。

看護師のみなさんにとっては、『在宅医療』と言うと、まずは『訪問看護』を思い浮かべるかもしれません。
訪問看護とは訪問看護ステーションから、病気や障害を持った人が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師等が生活の場へ訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。
訪問看護であれば、管理者は看護師となり、看護師が主体となって、地域の在宅医療に大きく貢献することができます。


ここ数年で在宅医療専門クリニックが増えています。
いわゆる『往診』を主体とするクリニックです。
医師の訪問については、訪問診療と往診があり、訪問診療が予定訪問、往診は予定外訪問と考えていただければ結構です。

『往診』:突発的なことで患者宅へ伺い診療すること
『訪問診療』:計画を立てて、概ね月に2回、定期的に訪問し診療をすること

診療所の出張版みたいなイメージに近い形態ですね。

訪問診療の現場での看護師の役割は、診察の介助は勿論、患者さんのケア、ときにはご家族との架け橋となり、病状はもちろんのこと、療養環境、ターミナルケア、患者さんの最期の迎え方、さまざまな面でサポートする重要な役割です。

訪問看護との違いは現場に必ず医師がいる点です。
主治医が常にそばにいますので、患者さんはもちろん、看護師も安心です。

24時間365日体制ではありますが、夜間のオンコールによる緊急出動は、基本的には看護師ではなく医師の役割ですのでママさんナースが比較的多い職場です。


急性期病院、または慢性期・療養型病院で経験を積んだ看護師が転職先として『在宅医療』の分野へ踏み込む、転職するケースは多くなっています。
これからも需要も増えやり甲斐のあるジャンルですので興味があればぜひチャレンジしてみてください!

訪問看護ステーションでの看護業務

訪問看護ステーションは、訪問看護師などが家庭にうかがい、快適な療養生活が送れるよう患者の方にあわせた看護を提供します。

訪問看護は、訪問時間という形で時間が区切られているので、時間が有効的に使え、休日も確約されているケースが多いので人気の職場です。 交代制などがある病院などに比べ勤務時間の融通が効きやすく、訪問時間も1件が30~1時間未満という事もあり、2時間勤務でも数件のお宅を回ることが可能。バイトや短時間の勤務で働くにも最適です。
以下が主な業務になります。

    療養上のお世話
    病状の観察
    ターミナルケア
    在宅でのリハビリテーション
    ご家族等への介護支援・相談
    医師の指示による医療処置
    医療機器の管理
    床ずれ予防・処置
    認知症ケア
    介護予防

病気や障害の状態、血圧・体温・脈拍などのチェックなどの病状観察やかかりつけ医の指示に基づく医療処置、介護方法の指導ほか、さまざまな相談対応などが中心になります。

訪問看護ステーションからは次の職種の方が訪問することができます。
※看護師、准看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士

訪問看護ステーションは3~4割が赤字経営?

ある雑誌によると、3割から4割の訪問看護ステーションは赤字経営との記事がありました。
記事では5人未満の小中規模のステーションは収入が不安定。3~4割が赤字経営と言われ、激務を強いられがちとの事。

 

24時間対応するため、ステーションでは誰かがPHSを持って、緊急呼び出しの当番になる。
京子さんの職場では、スタッフ数が4人のステーションのため、週に2度ほど当番が回ってくる。片時もPHSは手離せず、風呂に入っているときもすぐ手に取れるように脱衣所に置いておく。

 コールが鳴り、「すぐに来て」と呼ばれて行ってみると、認知症の患者が「薬を飲んだか忘れた」「寂しかった」と言うこともあれば、「いよいよ看取り」という状況に直面することもあり、気は抜けない。病院の夜勤であれば、夜勤明けは少なくとも休むことができるが、訪問看護は朝からフル出勤となり、結局、ほぼ徹夜のような状況で出勤することもしばしばだ。

 さらに、5人未満の小中規模のステーションは収入が不安定。3~4割が赤字経営と言われ、激務を強いられがちだ。インフルエンザやノロウイルスなどが流行るシーズンは高齢者も病気になりやすく、急な入院が増えてしまい、そのぶんの収入がなくなってしまう。

 誰かを看取った後ですぐに新規の患者が来ればいいが、切れ目ができてしまうと、それもステーションの収入減につながる。そのため、「少し無理をしてでも"顧客"を掴んだほうがいい」となれば、スタッフ数はギリギリでも訪問先を増やそうという経営体質になる。
京子さんの職場もその傾向があり、彼女は「体力的にもたない」と感じ始めている。

夜勤よりひどい激務が待ち受ける「訪問看護」の現場 重症患者を放り出す病院と"しわ寄せ"に喘ぐ看護師:http://diamond.jp/articles/-/20469

全てに言えることではありませんが、訪問看護ステーションは規模や条件に非常にバラつきがあります。中には休みもほとんど無く、聞いていた勤務形態とかけ離れていたというケースも少なくありません。

転職前には「その訪問看護ステーションの実態は?職員の声は?雰囲気は?」などの条件を必ずチェックし情報を集めることを忘れないようにして下さい。

転職全般に言えることですが毎月のように求人を出している施設も多いので、条件面だけで決定せず、必ず第三者の意見やアドバイスを貰うように心がけることが大切です。

参照:訪問看護のお仕事
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